僕たちの余命は、一週間で一生分
雨の日の告白
窓の外では、バケツをひっくり返したような大雨が激しく音を立てていた。
その日の夜、俺の体調は完全に限界を迎えていた
激しい頭痛と目眩で立ち上がることすらできず、冷たいフローリングの上で、荒い呼吸を繰り返すことしかできない
ポケットの中のスマホを見る気力もなかった
ああ、もうダメかもしれない……
薄れゆく意識のなかで、絶望が身体を包み込んでいく
その時、激しい雨の音に混じって、部屋のドアを激しく叩く音が聞こえた
「朔夜くん!? 朔夜くん、いるんでしょ!? 開けて!」
陽菜の声だった。
いつもよりひどく焦った、泣きそうな声。
俺は最後の力を振り絞って玄関まで這っていき、内鍵を外した
ドアが開いた瞬間、ずぶ濡れの陽菜が飛び込んできた
「朔夜くん!」
床に倒れ込む俺を、陽菜が必死に支える
彼女の服からは雨水がしたたり落ちていたけれど、その身体はなぜか、激しく走ってきたかのように熱を帯びていた。