僕たちの余命は、一週間で一生分
陽菜はベッドの横に歩み寄ると、俺の胸元にそっと手を置いた


その瞬間、信じられないことが起きた


陽菜の手のひらから、淡く温かい光の粒が溢れ出し、俺の胸の中へと吸い込まれるように消えていったんだ


「――っ!? な、んだこれ……!?」


次の瞬間、全身を縛り付けていたあの重苦しい倦怠感が、嘘のように引いていった


冷え切っていた指先にドクドクと熱い血が巡り、呼吸が驚くほど楽になる


俺はベッドの上にガバッと勢いよく起き上がった


「身体が、軽い……。なんで、どうして……?」


呆然とする俺の前に、陽菜は自分のスマホの画面を突きつけてみせた


画面に表示されていたのは、銀行の残高ではない


見たこともない、奇妙な『時間の契約書』のデジタルデータだった。


そこには、俺と陽菜の残り寿命が、一文字ずつはっきりと刻まれていた


【朔夜:残り7日】
【陽菜:残り7日】
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