僕たちの余命は、一週間で一生分
一週間で、一生分
あの地獄のような実家を飛び出してから、数ヶ月。
俺たちの前には今、あの頃には想像もできなかった、果てしなく続く日常が広がっている
「ねえ朔夜、早く早く! 始まるよ!」
休日の午前中。
陽菜に手首を引っ張られながら、俺は大学の近くにある小さなギャラリーの門をくぐった
館内には、独特の新しい建物の匂いと、たくさんの人々が集まっている熱気が満ちている
壁にずらりと並んでいるのは、どれも鮮やかで、力強いタッチで描かれた絵画の数々だ。
そう、今日は陽菜がずっと目標にしていた、コンクールの受賞者展の初日だった
「ほら、見て! 私の絵、あんなに特等席に飾ってもらえてる!」