僕たちの余命は、一週間で一生分
スマホを開いても、もうそこには俺たちの命を削るカウントダウンの数字はない


あるのは、これからの長い人生で、二人でいくらでも作っていける、何でもない未来の予定だけだ


あの時、俺たちの余命は寿命買取屋の手によってたったの一週間になった


だけど、あの極限の一週間のなかで、俺たちは一生分の愛を知り、一生分の絆を結んだ


そして今、等価交換で買い戻した「本当の一生分」の時間が、俺たちの目の前に静かに、だけど確かに横たわっている


「行こう、朔夜。これから二人の長い人生、何して遊ぼっか!」


「まずは、お前のバイトが終わったら、新しいお揃いの指輪を買いに行こう」


「うん! 約束ね!」


太陽のように輝く陽菜の笑顔の隣で、俺はこれからの未来を、一分一秒、彼女と共に歩んでいくことを心に誓った。


俺たちの本当の物語は、この眩しい青空の下から、新しく始まっていくんだ。






〜fin〜






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