僕たちの余命は、一週間で一生分
番外編 実家へのリベンジ、そして本当の決別
一生分の人生を取り戻し、陽菜とアパートで幸せな同棲生活を始めてから、数ヶ月が経ったある日のことだった。
俺のスマホに、何の前触れもなく一本の電話がかかってきた
画面に表示されたのは、もう二度と見たくなかった文字
――『父親』
心臓が嫌な音を立てたけれど、今の俺の隣には陽菜がいる
もうあの頃の、何も言い返せなかった俺じゃない
俺は意を決して通話ボタンを押した。
『おい、朔夜か。勝手に家を出て行って、今までどこで何をしてやがる』低く、威圧的な声。相変わらずのトーンにヘドが出そうになる。『妹がな、また大きな絵のコンクールで入賞したんだ。それに比べてお前は、仕送りもなしでどうせどこかで野垂れ死にかけてるんだろ。役立たずが。今すぐ家に帰ってきて、妹の祝いの席の準備を手伝え。少しは家族の役に立ちやがれ』