僕たちの余命は、一週間で一生分
相変わらず、妹の才能をダシにして俺を徹底的に見下し、都合のいい雑用係として扱おうとする理不尽な言葉。


だけど、その言葉を聞いた瞬間、俺の前に座っていた陽菜が、スマホのスピーカーから漏れる声を聞いてガタッと立ち上がった。


その瞳には、かつてないほどの激しい怒りの炎が燃えていた


「朔夜、今週末、実家に帰るよ」


「え……? 陽菜、危ないって。あいつらは――」


「大丈夫。私がついてる。朔夜を傷つけた奴ら、私が絶対に許さないから」


陽菜の強い瞳に背中を押され、俺たちは週末、あの忌々しい実家のドアを叩くことにした。









数ヶ月ぶりに訪れた実家のリビング。


壁には妹の新しい賞状がこれ見よがしに飾られていた


俺たちの姿を見るなり、父親はフンと鼻で笑い、母親は俺の隣にいる陽菜を不躾な目で眺めた


「なんだ、女なんか連れて戻ってきやがって。どうせお前みたいな役立たずの男に引っかかるような、大したことない女だろ」


父親のその言葉が、俺の逆鱗に触れた。


「……口を慎めよ」


俺は今まで出したこともないような低い声で、父親の言葉を遮った
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