僕たちの余命は、一週間で一生分
「な、なんだと……っ!?」


父親の顔が真っ赤に染まる


いつも自慢していた妹の才能すらも、陽菜の圧倒的な実績の前には霞んでしまったのだ


「朔夜くんは、あなたたちが言うような役立たずなんかじゃありません。私の命を救ってくれて、私の夢を一番近くで支えてくれる、世界一最高で、私にとってなくてはならない大切な人です。もう二度と、朔夜くんに近づかないでください。これ以上彼を傷つけるなら、私の人脈と、このお金をすべて使ってでも、法的手段を含めてあなたたちを徹底的に叩き潰しますから」


陽菜の怒りメーターが、怒りと愛でカンストしていた


太陽のような彼女が放つ、眩しすぎるほどの正義の光に、暗闇の中でしか威張れなかった両親は完全に怯え、震え上がっていた


「じゃあ、これで本当に最後だ。二度と連絡してくるな」


俺は呆然とする両親を置き去りにして、陽菜の手を強く握り、実家のドアを二度と戻らない覚悟でバタンと閉めた


外に出ると、抜けるような青空から、温かい太陽の光が俺たちを包み込んだ


胸の奥にずっとあった重い鎖が、パリンと音を立てて砕け散ったような、本当の自由を感じていた。


「ふぅ……! 言ってやった、言ってやったぞー!」


実家を出た瞬間、陽菜はピョンピョンと跳び跳ねて大はしゃぎした


「ありがとな、陽菜。お前のおかげで、本当に過去と決別できたよ」


「ううん、朔夜が最初に『口を慎め』って言ってくれたの、めちゃくちゃカッコよかった! これでこれからは、誰にも邪魔されずに二人で幸せになれるね!」


陽菜は俺の腕にギュッと抱きつき、最高の笑顔を見せてくれた


過去の曇り空を完全に消し去った俺たちは、二人で手を繋ぎながら、新しい未来が待つ自分たちの部屋へと帰っていくのだった。







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