僕たちの余命は、一週間で一生分
「まずはやっぱり、陽菜の個展の費用だな。画材もたくさん買わないといけないんだろ?」


「えっ、いいの!? 自分のために使ってほしいって思ってたのに……」


「いいに決まってるだろ。俺はお前の描くひまわりの絵が世界で一番好きなんだから。それに、有名画家になって俺の部屋に絵を飾ってくれるんだろ?」


俺が笑って言うと、陽菜は瞳をウルウルと輝かせて、俺の胸に勢いよく飛び込んできた。


「朔夜、大好きっ! 本当にありがとう! じゃあ、個展の資金として200万円、大切に使わせてもらうね!」


「あとの残りはどうする?」とノートを見つめる。


まだまだ大金だ


「えっとね……じゃあ、次は『二人のお引越し資金』! このワンルームも大好きだけど、これからずっと一緒にいるなら、もうちょっと広いお部屋に住みたいなぁって。ベランダが広くて、お日様がいっぱい入って、ひまわりをたくさん育てられるようなお家!」


「それ、最高だな」
< 63 / 65 >

この作品をシェア

pagetop