完璧な三神くんは、愛だけがわからない。

彼女たちはきっと、三神くんの隣に私がいておもしろくないのだろう。ニタニタと薄気味悪い笑みを浮かべ執拗にこちらに絡んでくる。終いには、パシャリ、とカメラを向けてくる。


「サングラス、とってもらっていいですかね」

肌の上を視線が這うたびに、ぞわりとした不快感が広がっていく。
「ちょっと」

と声が出たのと同時。私をかばうように三神くんが言葉を発した。


「――本当気持ち悪い、失せろ」

低いテノール声。顎を突き出し、相手を見下す。怒り。


「……」

女達は、本気の怒りに触れてしまったことに驚いたのか、一言も交わすことなくその場から立ち去った。


< 72 / 72 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
勢いで登録してみました。
こじらせ系女子

総文字数/5,487

恋愛(ラブコメ)20ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
こじらせてるやつは 面倒くさい でもそんな私も 久しぶりに恋をした *. マポン様主催企画 【キミに好きっていい隊】 担当:不器用隊員 . *
ぎゅぎゅっと短編詰め放題

総文字数/18,335

恋愛(純愛)57ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
行き場をなくしたお話たちを 詰めに詰めました 本当にお暇な時にでも ご覧ください 一話ずつの公開に しています

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop