隣の席の佐竹くんには…
第10章 勇気の先にあるもの
目の前にいる人を見て、目を何度もしばたたかせた。
「…おはよう」
「へっ…!?お、おは、よう……?」
思わず疑問符をつけて答えてしまった。
だって、目の前に立っている人の顔を初めて見たから。
でも…声が…
前髪が…
ポカンと口を開けていると、目の前にいる人は少し恥ずかしそうにはにかんだ。
「えっと…オレ、です」
「どちらの“オレ”ですか……?」
オレオレ詐欺みたいなやり取りになってしまった。
「佐竹、です…」
「サタケ…」
サタケ…
佐タケ…
タケ…?
脳内は混乱状態。
じっくりと見られて恥ずかしかったのか、サタケは顔を手で隠した。
「ライトの親が美容師やってて、昨日切ってもらったんだ。思い切って変えてみたんだけど……変かな?」
「…か…か………かっ…」
言葉を詰まらせていると、サタケは小首を傾げた。
「髪がないっっっっ!!」
多分、今までに出した事ない大きさの声だったと思う。
公園中に響いた。
鉄棒にぶら下がって運動していた坊主のおじいさんが驚いて落ちた。
「ちょっ!そんな言い方したら、あのおじいさんのこと言ってるみたいだよ」
しーっ!と慌てて口元に人差し指を当てる佐竹君。
あなたのがよっぽど失礼だ。
「…おはよう」
「へっ…!?お、おは、よう……?」
思わず疑問符をつけて答えてしまった。
だって、目の前に立っている人の顔を初めて見たから。
でも…声が…
前髪が…
ポカンと口を開けていると、目の前にいる人は少し恥ずかしそうにはにかんだ。
「えっと…オレ、です」
「どちらの“オレ”ですか……?」
オレオレ詐欺みたいなやり取りになってしまった。
「佐竹、です…」
「サタケ…」
サタケ…
佐タケ…
タケ…?
脳内は混乱状態。
じっくりと見られて恥ずかしかったのか、サタケは顔を手で隠した。
「ライトの親が美容師やってて、昨日切ってもらったんだ。思い切って変えてみたんだけど……変かな?」
「…か…か………かっ…」
言葉を詰まらせていると、サタケは小首を傾げた。
「髪がないっっっっ!!」
多分、今までに出した事ない大きさの声だったと思う。
公園中に響いた。
鉄棒にぶら下がって運動していた坊主のおじいさんが驚いて落ちた。
「ちょっ!そんな言い方したら、あのおじいさんのこと言ってるみたいだよ」
しーっ!と慌てて口元に人差し指を当てる佐竹君。
あなたのがよっぽど失礼だ。