隣の席の佐竹くんには…
♢♢♢


放課後。

七恵と挨拶を交わして、身支度をする。

(…やる気出ない。今日は部活サボろ…)

図書室へ行く気力が湧かなくて、玄関へ直行する。

その途中、背後から呼び止められた。

「梅沢先輩」

「松野さん…」

余裕そうな笑みを見せる松野さんに、警戒心を抱く。
できれば会う前に学校を出たかった。


「…どうしたの?」

「ちょっとお聞きしたい事があるのですが、お時間よろしいでしょうか?」

お時間は、ないです。

正直、今あなたと話したくない気分…。


だけど、

「うん。いいよ」

ここで拒否したら、なんとなく負けているような気がしたから、平然さを装って受け入れた。

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