隣の席の佐竹くんには…
第23章 テリトリー
文化祭、最終日。
見慣れない顔が行き交い、途切れない笑い声が校内に響く。
昨日とはまるで違う熱気が押し寄せてきた。
「いらっしゃいませー!」
「こっち空いてます!」
派手な装飾に、仮装した生徒たち。
廊下を歩くだけで、何かに巻き込まれていくような感覚になる。
そして、お化け屋敷の中でも、賑わいの声が響いていた。
暗闇の中でひっそりとお客を待つ。
気配を消して、背後からお客の頬に“呪縛シール”を貼り付ける。
「ぎゃーーー!なんか触ったっっ!!」
悲鳴と共に、お客が逃げるように去っていく。
(私、気配消すの上手いかも…)
なんて、自画自賛してると、さっきから入口付近の薄暗いゾーンからは、対照的な声が響いてくる。
「きゃあー!佐竹くーん!」
喜びの悲鳴。
さっきから、女子のお客しか来ない。
おそらく、佐竹君がお化け役でいると聞きつけて来ているんだろう。
でも…
(喜びの声をあげているのも今のうち…)
ふふふ…と、悪戯な気持ちが湧いてくる。
自分のゾーンに入ってきた女子たちに、気配を消して、呪縛シールを貼り付けて、悲鳴を上げさせた。
見慣れない顔が行き交い、途切れない笑い声が校内に響く。
昨日とはまるで違う熱気が押し寄せてきた。
「いらっしゃいませー!」
「こっち空いてます!」
派手な装飾に、仮装した生徒たち。
廊下を歩くだけで、何かに巻き込まれていくような感覚になる。
そして、お化け屋敷の中でも、賑わいの声が響いていた。
暗闇の中でひっそりとお客を待つ。
気配を消して、背後からお客の頬に“呪縛シール”を貼り付ける。
「ぎゃーーー!なんか触ったっっ!!」
悲鳴と共に、お客が逃げるように去っていく。
(私、気配消すの上手いかも…)
なんて、自画自賛してると、さっきから入口付近の薄暗いゾーンからは、対照的な声が響いてくる。
「きゃあー!佐竹くーん!」
喜びの悲鳴。
さっきから、女子のお客しか来ない。
おそらく、佐竹君がお化け役でいると聞きつけて来ているんだろう。
でも…
(喜びの声をあげているのも今のうち…)
ふふふ…と、悪戯な気持ちが湧いてくる。
自分のゾーンに入ってきた女子たちに、気配を消して、呪縛シールを貼り付けて、悲鳴を上げさせた。