あの空の下、誓った約束。
第一話
私の名前は、桜井心菜。中学二年生です。
毎日楽しく学校を過ごしてる…わけではない。
今日も教室には笑い声が響いている。
私も笑う。
……もちろん、作り笑いで。
自分が心から信頼している友達がこの学校にはいない。
本当の自分を見せたことがない。
「ここなちゃん、おはよ!今日のポニーテールもいい感じ!」
「あはは、ありがとう。うれしいな!」
だから今日も、作り笑い。
(ポニーテールにいい感じなんてあるの?)
いや、嫌われないように、嫌われないように…。それだけで一日が終わる。
けど、みんな私の作り笑いには気づいていない。
から、これから先ずっとこのままで生きていく。
…予定だった。 この予定が狂ったのは、彼のせいだ。
「俺、お前が嫌いだ。」
時はさかのぼり、六時間前。
朝のHRの時間だ。
いつもより周りがそわそわしていた。
「転校生」「イケメン」「帰国子女」というワードが聞こえたが、この学校に転校生なんて来るわけないと思っていた。
なんせこの学校は中学受験して受かった人のみ入れる学校だからだ。
途中編入などないはずだ。
しかし、私の予想は甘かった。
「みんな今日は転校生を紹介します!試験には合格してたんだけど、合格した後すぐに外国に引っ越すことになっちゃって、で、今戻ってきた子なんだけど…」
この人は可愛いで有名のうちのクラスの担任・河合茉奈先生だ。
もともと合格していたら、いいのか。
でも合格して一年間来れないってなったら普通は退学になるのでは…?
「こんにちは。」
その人物が教室に入ってきた瞬間、それまでがやがやしていた教室が一瞬で静かになった。
理由は一つ。
イケメンすぎる。
日本人顔ではある。
あるが、すべてが整いすぎている。
イケメン高身長優しそう。
…最強転校生だ。
「えっとーじゃあ席はあそこね!」
そう言って河合先生は私の隣の席を指した。
「桜井さん、一二時間目の学活は転校生に学校を説明してあげてー!」
「え、あ、はい!」
これはもしかしてもしかしなくても少女漫画みたいに…!?
いやいやそんなわけないか。
それなりに一二時間目はイケメンの隣を歩けたからか、それともイケメンが話し上手だからか、楽しかった。
私も得意の作り笑いで一二時間目は乗り越えた。
本当に笑ってた時もあったけど。
当たり障りのない会話をしながら歩いていた。
だから、大丈夫だと思った。
嫌われてはいない。
むしろ好かれたのでは?と思った。
私が少し期待していたような少女漫画展開はなさそうだが、いいスタートを切ったと思う。
放課後。
私は学級委員の仕事でみんなが帰った後も教室にいた。
もう誰もいないと思っていたが、イケメン転校生…八神蒼空はまだいたらしい。
「あれ、桜井さん、まだいたんだ。」
名前覚えてくれてる…と思いながら私は答えた。
「これでも一応学級委員だからね。八神くんは今まで何を?」
「教材もらいに行ってた。」
「あーね。あ、八神くん今日どうだった?転校初日だったけど。」
「あー、まだこの学校のことはあんま知れてないんだよね。初日だし。でも一つ分かったことがある。」
「なに?」
八神くんは教室を見渡した。
誰もいないことを確かめるように。
そして、一歩。
また一歩。
私との距離を縮める。
息がかかるくらい近い。
心臓が跳ねた。
(え……?)
私はこれを甘い雰囲気と感じ取った。
でも違った。
「俺、お前が嫌いだ。」
毎日楽しく学校を過ごしてる…わけではない。
今日も教室には笑い声が響いている。
私も笑う。
……もちろん、作り笑いで。
自分が心から信頼している友達がこの学校にはいない。
本当の自分を見せたことがない。
「ここなちゃん、おはよ!今日のポニーテールもいい感じ!」
「あはは、ありがとう。うれしいな!」
だから今日も、作り笑い。
(ポニーテールにいい感じなんてあるの?)
いや、嫌われないように、嫌われないように…。それだけで一日が終わる。
けど、みんな私の作り笑いには気づいていない。
から、これから先ずっとこのままで生きていく。
…予定だった。 この予定が狂ったのは、彼のせいだ。
「俺、お前が嫌いだ。」
時はさかのぼり、六時間前。
朝のHRの時間だ。
いつもより周りがそわそわしていた。
「転校生」「イケメン」「帰国子女」というワードが聞こえたが、この学校に転校生なんて来るわけないと思っていた。
なんせこの学校は中学受験して受かった人のみ入れる学校だからだ。
途中編入などないはずだ。
しかし、私の予想は甘かった。
「みんな今日は転校生を紹介します!試験には合格してたんだけど、合格した後すぐに外国に引っ越すことになっちゃって、で、今戻ってきた子なんだけど…」
この人は可愛いで有名のうちのクラスの担任・河合茉奈先生だ。
もともと合格していたら、いいのか。
でも合格して一年間来れないってなったら普通は退学になるのでは…?
「こんにちは。」
その人物が教室に入ってきた瞬間、それまでがやがやしていた教室が一瞬で静かになった。
理由は一つ。
イケメンすぎる。
日本人顔ではある。
あるが、すべてが整いすぎている。
イケメン高身長優しそう。
…最強転校生だ。
「えっとーじゃあ席はあそこね!」
そう言って河合先生は私の隣の席を指した。
「桜井さん、一二時間目の学活は転校生に学校を説明してあげてー!」
「え、あ、はい!」
これはもしかしてもしかしなくても少女漫画みたいに…!?
いやいやそんなわけないか。
それなりに一二時間目はイケメンの隣を歩けたからか、それともイケメンが話し上手だからか、楽しかった。
私も得意の作り笑いで一二時間目は乗り越えた。
本当に笑ってた時もあったけど。
当たり障りのない会話をしながら歩いていた。
だから、大丈夫だと思った。
嫌われてはいない。
むしろ好かれたのでは?と思った。
私が少し期待していたような少女漫画展開はなさそうだが、いいスタートを切ったと思う。
放課後。
私は学級委員の仕事でみんなが帰った後も教室にいた。
もう誰もいないと思っていたが、イケメン転校生…八神蒼空はまだいたらしい。
「あれ、桜井さん、まだいたんだ。」
名前覚えてくれてる…と思いながら私は答えた。
「これでも一応学級委員だからね。八神くんは今まで何を?」
「教材もらいに行ってた。」
「あーね。あ、八神くん今日どうだった?転校初日だったけど。」
「あー、まだこの学校のことはあんま知れてないんだよね。初日だし。でも一つ分かったことがある。」
「なに?」
八神くんは教室を見渡した。
誰もいないことを確かめるように。
そして、一歩。
また一歩。
私との距離を縮める。
息がかかるくらい近い。
心臓が跳ねた。
(え……?)
私はこれを甘い雰囲気と感じ取った。
でも違った。
「俺、お前が嫌いだ。」
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