めじるしチャームの怪
自分自身に言い聞かせ、自分がしてしまったことに泣きそうになりながら運動靴にはきかえて生垣へと走る。
生垣の中に上半身を突っ込んで探すが、そう簡単には見つからない。
だけど見つけなきゃ。
ちゃんと返さなきゃ。
涙がボロボロと溢れだして視界が滲む。
両手は泥まみれて髪の毛には蜘蛛の巣が絡みついてくる。
だけど気にしている暇はなかった。
僕はなんてことをしてしまったんだろう。
亡くなった子の大切なものだったに違いないのに。
「あなた、深水陸くんでしょう?」
突如そう聞かれて僕は唖然としながら振り向いた。