めじるしチャームの怪

「うん。もういいかなって」
本当は、マヒロちゃんが入院している間に見た死神のチャームに怖くなってしまったからだけれど、そう答えておいた。
「そっか。そういえばこの前お母さんがね……」
マヒロちゃんの話を聞いているとき、教室後方で「なにこれ?」と声が聞こえてきて、なんとなく気になって視線を向けた。
そこには同じクラスの紗世ちゃんがいる。
紗世ちゃんは病気がちで、今日久しぶりに登校してきたんだ。
「綺麗なめじるしチャームだね」
紗世ちゃんの隣の席の子が言う。
けれど紗世ちゃんは気味悪そうな表情で首を左右に振った。
「私、こんなドクロのめじるしチャームなんて知らない!」
息を飲んで紗世ちゃんの机の上を見ると、ランドセルの横に赤いドクロのめじるしチャームが輝いていたのだった。


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