めじるしチャームの怪
私たちバス遠足の途中だったんだっけ。
バスが左右に大きく揺れて、悲鳴が聞こえて、その後の記憶がない。
みんなバスの近くにいるのに、どうして私だけこんなに離れた場所にいるんだろう?
疑問に感じながら起き上がる。
沢山怪我をしているかと思ったけれど、意外と傷みは感じなかった。
みんなのところへ行こうと思ったとき、地面に光るものを見つけた。
めじるしチャームだ。
チャームが私の周りをころころと転がっている。
まるでなにか言いたそうな雰囲気に首をかしげた。
「もしかして、ついておいでって言ってる?」
そう聞くとチャームは肯定するようにころころと転がり始めた。