めじるしチャームの怪
この駄菓子屋の店主だ。
若い頃は都会に出て働いていたらしいけれど、定年退職してからここへ戻ってきて駄菓子屋を始めたのだと聞いたことがある。
今では駄菓子屋をしながら両親と三人暮らしらしい。
「なんだ、今日も来たのか。そのガチャガチャ好きだなぁ。そろそろコンプリートしたんじゃないのか?」
そう言われて俺は首を左右に振った。
「まだだよ。四種類目が出ないんだ」
「四種類? それは三種類のはずだけどな。ほら、ここ見てみろ。キリン、ソウ、ライオンの三種類だ」
「違うんだよ! 俺たちの間じゃ四種類目があって、全部をコンプリートすると願いが叶うって噂があるんだ」