めじるしチャームの怪
いや、それ以前に景品がなくなってしまうかも!
「おい! お前らどけよ! 俺が先にやるんだからな!!」
焦燥感から集まっていた子供たちを蹴散らしていく。
幸い2年生や1年生ばかりの小さな子ばかりだったから、ちょっと頭を叩けばすぐに逃げて行った。
「よし、これでよし」
全員おっぱらってからガチャガチャの前に座り込むと、大樹が申し訳なさそうな顔で逃げていく子供たちを見ていた。
「航ちゃん、さすがに今のは可愛そうじゃない?」
「なにがだよ。あいつらのせいで俺の夢が叶わなくなるほうが可哀そうだろうが」
「う~ん……」
大樹は唸り声をあげて黙り込んでしまった。