めじるしチャームの怪

大樹みたいに一発殴って黙らせてやろうか。
そう思ったけれど、握り締めた拳を不気味に笑う陽太へ落とすことはできなかった。
代わりにチッと舌打ちをして踵を返す。
なんだよあいつ、気味悪りぃな!!
イライラした気持ちを背中に張り付いてくるような深いから逃れるために、大股で横断歩道を渡る。
真ん中まで差し掛かってきたとき、青信号が点滅に変わった。
更に歩調を早めたとき、なにかが足にひっかかって派手に転倒してしまった。
「いってぇ……」
顔をしかめて足元を確認すると、ゾウのめじるしチャームが転がっていた。
「え?」
ゾワッと背筋が寒くなった時、バイクが俺に突っ込んできたのだった。
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