めじるしチャームの怪

と、答えてからさっきの陽太の質問がおかしいことに気が付いた。
俺のことを心配したんじゃなくて、めじるしチャームの効果がどうとか言っていたな。
「願いが叶ったんだね、おめでとう」
「そういや陽太。お前めじるしチャームについてなんか詳しかったよな」
「うん。あのめじるしチャームの噂は続きがあるんだ。それはね……人から奪っためじるしチャームでコンプリートしてしまうと、持っているめじるしチャームの数だけ不幸が訪れるっていうものなんだ」
陽太の声が低くなる。
チビのくせに、俺を見上げて不敵な笑みを浮かべた。
その笑みが不気味で咄嗟に陽太から身を離した。
「だから心配してたんだよ」
「な、なんだよ、そんなに信じるわけがねぇだろ!!」
陽太が言っていることなんて嘘に決まっている。
俺にめじるしチャームを盗られて悔しいからだ。
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