めじるしチャームの怪

「それってなに?」
首を傾げて聞くと、
「そのチャームが透明なのはね、赤く光るときがあるからなんだ」
「赤く光る?」
「そう。それはおそろいを持っている相手が自分の悪口を言っているときなんだ。だから、注意しなきゃいけない」
おばちゃんの言葉に私と澪ちゃんは顔を見合わせた。
そして同時にふふっと笑みを零す。
「それなら大丈夫だよ、ね、澪ちゃん」
「うん。私、栞奈ちゃんの悪口なんて絶対に言わない。だって一番の友達なんだもん」
「私も澪ちゃんの悪口なんて言わないよ。ずっと友達でいたいから」
ギュッと手をつないで微笑みあう。
それを見たおばちゃんが安心したように表情をゆるめた。
「そうかい。あんたたちふたりなら、大丈夫そうだね。このチャームに相応しい関係だ。特別に、お金はいらないよ」
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