めじるしチャームの怪

そう言ってお父さんから手を離した。
「本当に大丈夫か?」
「動物園の地図だって持ってるし、大丈夫だって!」
まだ心配そうな顔をしているお父さんだけれど、私は自分が見たかったキリンの檻へと駆け足で向かった。
休日の動物園は込み合っていて、すぐにお父さんの姿は見えなくなった。
でも大丈夫!
私にはこのめじるしチャームがあるんだから。
「わぁ! キリン可愛い! 次はライオンを見に行こうかな」
次から次へと動物を見ている内にあっという間に時間が過ぎていく。
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