めじるしチャームの怪
腕時計を確認するとお父さんと離れてから30分が経過しているのがわかった。
これだけ長い時間、外で1人で過ごしたのは始めてのことで心臓がドキドキしてきた。
なにせすぐに迷子になるから、私と一緒にいるときは友達もずっとくっついているから。
でも、そろそろ戻ったほうがいいかな?
「ええっと、お父さんたちがいたのはゾウの檻だから……」
地図を見てみてると、自分がいる場所はすぐにわかった。
けれど方角がわからないから、どっちへ行けば正解なのかわからなかった。
「私にはこれがあるもんね」
腰につけていためじるしチャームを地面に置くと、それは勝手にころころと転がり出した。