先生と、時々涙雲
「いってきます……!」
「おもいっきりイチャイチャしてきな♡」
「ちょっと!聞こえるって…!」
しーって言いながら、わたしは資料室の扉をあけた。
「失礼しまー…」
「……やっときたか」
「先生……」
照れるわたしをみつめながら先生が少しずつ近づいてくる。
「帰ったかと思った?」
イタズラな顔をしながらわたしを抱き寄せてくれる先生。
「ううん、どこかで待っててくれる気がしたの」
「よくわかったな!えらいえらい」
わたしの頭をポンポンっしてくれる先生
「先生」
「ん?」
ほらまた。
わたしが何を言うのかわかってる癖に。
「わたし卒業したよ」
「うん、それで?」
私の顔みてニヤってたくらんでる先生。
「先生って……本当ずるい」
わたしのことを焦らして焦らして、楽しんでる。
「先生のことがす………ん……っ」
最後まで言う前に先生は
わたしの唇に優しくキスをした
「……俺も、藤花のことがすき。」
……そう言ってまた、キス。
ねぇ先生。
わたしに恋を教えてくれたのも
初めてこんな気持ちにさせてくれたのも
全部先生だったよ
見てるだけでいい
そう思ってたのに
好きでいさせてくれてありがとう
「先生、だいすき」
ーーー完ーーー


