リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
コンシェルジュ
「わあっ、すごいね」
港区のオーシャンフロントにそびえ立つ新築高層マンションを見上げて、優香は思わず呟いた。
「ほんと。まさにセレブのお住まいって感じ」
隣で肩を並べた同僚の夏希も、圧倒されたように頷く。
「よーし、じゃあこれから敷地内を見て回るぞ。半月後の3月末にはここでの勤務が始まる。しっかり場所を把握しておくように」
リーダーの篠原の言葉に皆で気を引きしめて歩き出した。
優香たちは、有名不動産会社が所有するマンションのコンシェルジュ。
億ションと呼ばれるようなハイグレードマンションに常駐し、入居者へのサービスやサポートを行っているのだが、今回新たに海が一望できるマンションが新築され、優香たちがオープニングスタッフとしてそこに異動することが決まった。
優香は短大、夏希は専門学校を卒業後、二人とも20才で就職して今年で5年目になる24才。
まだ若いが、コンシェルジュとしての働きぶりが認められての抜擢だった。
今日はその新築マンション『マリナ・ヴィスタ』の視察として、入居前に施設を見学することになっている。
仕事の内容はこれまでのマンションとさほど変わらないが、とにかく全てがランクアップしたようなゴージャスな空間に目を奪われた。
「ねえ、夏希ちゃん。どんな人がこんな所に住めるんだろうね」
優香は辺りを見渡しながら、夏希にこそっとささやく。
「そりゃあ、やっぱり大金持ちよ。芸能人とかスポーツ選手とか、インフルエンサーとか?」
すると30人ほどのスタッフを引き連れて先頭を歩いていた篠原が振り返った。
「おーい、わかってると思うけど入居者様の個人情報とプライバシーにはくれぐれも注意してくれよ」
「はい!」
優香と夏希は背筋を伸ばして返事をした。
コンシェルジュは何よりもその点を遵守しなければならず、今回このマリナ・ヴィスタに異動となるメンバーも、そこを重視して選ばれたらしい。
(住居っていうパーソナルスペースで働く以上、神経質すぎるくらい気をつけないとね。信用第一だもん)
優香は改めて心の中で己に言い聞かせた。
港区のオーシャンフロントにそびえ立つ新築高層マンションを見上げて、優香は思わず呟いた。
「ほんと。まさにセレブのお住まいって感じ」
隣で肩を並べた同僚の夏希も、圧倒されたように頷く。
「よーし、じゃあこれから敷地内を見て回るぞ。半月後の3月末にはここでの勤務が始まる。しっかり場所を把握しておくように」
リーダーの篠原の言葉に皆で気を引きしめて歩き出した。
優香たちは、有名不動産会社が所有するマンションのコンシェルジュ。
億ションと呼ばれるようなハイグレードマンションに常駐し、入居者へのサービスやサポートを行っているのだが、今回新たに海が一望できるマンションが新築され、優香たちがオープニングスタッフとしてそこに異動することが決まった。
優香は短大、夏希は専門学校を卒業後、二人とも20才で就職して今年で5年目になる24才。
まだ若いが、コンシェルジュとしての働きぶりが認められての抜擢だった。
今日はその新築マンション『マリナ・ヴィスタ』の視察として、入居前に施設を見学することになっている。
仕事の内容はこれまでのマンションとさほど変わらないが、とにかく全てがランクアップしたようなゴージャスな空間に目を奪われた。
「ねえ、夏希ちゃん。どんな人がこんな所に住めるんだろうね」
優香は辺りを見渡しながら、夏希にこそっとささやく。
「そりゃあ、やっぱり大金持ちよ。芸能人とかスポーツ選手とか、インフルエンサーとか?」
すると30人ほどのスタッフを引き連れて先頭を歩いていた篠原が振り返った。
「おーい、わかってると思うけど入居者様の個人情報とプライバシーにはくれぐれも注意してくれよ」
「はい!」
優香と夏希は背筋を伸ばして返事をした。
コンシェルジュは何よりもその点を遵守しなければならず、今回このマリナ・ヴィスタに異動となるメンバーも、そこを重視して選ばれたらしい。
(住居っていうパーソナルスペースで働く以上、神経質すぎるくらい気をつけないとね。信用第一だもん)
優香は改めて心の中で己に言い聞かせた。
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