リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
箱根へ
「おはようございます」

マンションのエントランスを出ると、車のそばに佇んでいた壮志が顔を上げた。

「おはよう。見違えたな」
「え? この格好だと変ですか?」
「いや、すごく可愛いよ。どうぞ乗って」

サラッと褒められて、優香は早くも胸がドキドキする。

「失礼します」と乗り込むと、壮志が両手を添えてパタンと助手席のドアを閉めた。

「今日はどこへ行くんですか?」

運転席に座ってエンジンをかける壮志に尋ねると、「どこでしょう?」といたずらっぽく笑いかけられる。

「当ててみて。1番、箱根……」
「箱根!? わあ、素敵!」
「いやだから、3択なんだけど」
「あっ、ごめんなさい」
「でも正解。箱根に行くよ」
「本当? 嬉しい!」
「そんなに喜んでもらえるとは。じゃあ、出発するよ」

優香は満面の笑みで「はい!」と答えた。
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