隣の席の泉宮くん(過去形)
チャイムが鳴り終わりを告げると、授業中とは異なり教室内は騒がしくなる。
……やっと終わった。
変に緊張していたので、開放感からほっと息を吐いた。
泉宮くんは香水を付けてるのか、なんか良い香りがした……。
髪型とか制服の着こなしもお洒落で、大人っぽい感じがした。
泉宮くんの周りには人が集まる。
お昼休みになって、泉宮くんはクラスメイト数人と、教室を出て行った。
学食に行ったんだろうな。
「お腹空いた〜。」
水筒と保冷バッグを持った彩ちゃんが、私の席にやって来た。
彩ちゃんと私はお弁当なので、天気の良い日は中庭、天気の悪い日は教室で食べていた。
「中庭に行く?」
今日は曇りで微妙な天気。
雨が降りそう、ではあるけどまだ降ってない。
「ここで食べよう。」
彩ちゃんは泉宮くんの席に座り、お弁当を広げた。