アイドル・プロデュース!
波乱な予感─。

出会い

小林 碧音(こばやし あおね)

何処にでもいるごく普通の中学2年生。

でも、私には皆には見えない物が見える。

それは…人の本質だ。

何かに優れた特別な人を見ると、ピンとくる

するとその人はその後、大成功を収める。

小さい頃小さな会社を運営してるお父さんにピンときてそれを伝えたら、その数日後お父さんの会社が急激に売れ出したんだ。

最初は笑われちゃったけど、今は「凄いなあ」と褒めてくれる

…この力が才能かどうかは分からないけれどね。

「ただいま〜」

家の扉をガチャと開けると、知らない人の靴があった



お客さんが来てるのかな…?

そう忍び足でリビングへの扉を開けた瞬間、「碧音ちゃん!」と目の前に背の高い男の人現れた

「ひゃあっ!」

だ、誰…!?

「おいおい。
うちの娘を驚かせないでおくれよ」

すると後ろでお父さんとお母さんがふふっと笑っていた

お父さん達の知り合い…?

「あ、あの…どちら様…」

目の前にいるクリーム色の髪をなびかせた男の人に問いかける

するとハッとして彼は口を開けた

「あっ申し遅れました。
" 俺 "は綾瀬 慎太郎。
慎太郎さんって呼んでね」

フフッと優雅で綺麗な笑みを浮かべる慎太郎さん。

「えっと…小林 碧音ですっ…!」

「知ってるよー」とふふっと笑う慎太郎さんは、まるでモデルさんみたいだった。

「実はキミに用があってきたんだ」

「私に…?」

「実はキミに" アイドル育成事務所 "に来て欲しいんだ。」

「えっ?」

私に…?

流石に私みたいな人に声をかけにきた訳じゃないだろうし…

あ、お兄ちゃんに声にかけに来たとか?

私のお兄ちゃんは、身内の目を差し引いても凄くかっこいい。

バレンタインにはチョコレートが溢れかえるほど沢山の量で持ち帰ってくる

うーん…と唸っていると、慎太郎さんが口を開ける

「キミ、お父さんの会社が売れるってどうしてわかったの?」

「えっ」

まさかの質問で少しおどろいたけど、「信じてくれますか?」と予め伝える

「もちろん」

…信じてくれるのかな?

「…特別なものを持つ人が何となく…分かるんです。
といっても、ただの感覚に近いんですけど…。」

そう恐る恐る伝えると、「…やっぱりね」と小さく呟く綾瀬さん

やっぱりって…一体?

「小林さん!
この子借りてくよー!」

「へっ!?」

ギュッと腕を掴まれ、そのまま家を飛び出す

「夜ご飯までには帰ってくるのよ〜」

お母さんそういう事じゃない気がっ…!

そのまま車に乗せられ、私は見知らぬ場所にほぼ初対面な人に連行されたのでした。
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