世界で一番大切な親友へ

止まった時間、奇跡の一枚






乃愛がいなくなってから、世界の色が完全に消えてしまった。


葬儀の日のことは、まるでもやがかかったようにほとんど覚えていない


黒い服を着た大人たちが美優に何かを話しかけていたけれど、その言葉はすべて、水の中にいるときのようにこもって聞こえた。


ただ一つ鮮明に覚えているのは、白い棺の中で眠る乃愛の顔が、まるですぐにでも目を覚まして「美優、遅いよ」と言い出しそうなほど、穏やかで綺麗だったことだけだ


それから三日間、美優は自分の部屋のベッドから、一歩も外に出られずにいた


カーテンを締め切った薄暗い部屋の中、美優は乃愛がお気に入りの制服を着たまま、膝を抱えて丸まっていた


学校にはもちろん行っていない。


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