海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
ペンギンの求愛
半年前、突然海洋生物擬人化と暮らすことになった時は戸惑ったけど、一ヶ月もすれば三人がいる生活にすっかり慣れてしまった。仕事に私が行ったいる間、家事とかしてくれるの普通にありがたいしね。

「おはよ〜……」

平日。午前八時。普段なら「遅刻!仕事!」と慌てちゃう時間だけど、今日は有給。取れって上司に言われたから、今日と明日は平日休みだ。

「おはよう。もう少しゆっくり寝ててもよかったんだが。……朝ご飯できてるぞ」

ギンさんが笑いかける。ひなたくんとあおいくんの姿はない。顔をキョロキョロしていると、ギンさんが口を開く。

「二人は仕事だ」

「そっか」

三人とも、この家に来てすぐに仕事をそれぞれ見つけてくれた。学歴とかどうなってるのって感じだけど……。家事もしてお金も入れてくれるので、助かっているけどね。

「なぁ、海良」

「何?ギンさん」

私の頰にギンさんの大きな手が触れる。ギンさんの目には熱がこもっていた。

「今日はデートに行かないか?良さそうな場所を見つけたんだ」
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