有名バンドの歌姫は無の美少女でした

白猫と止まない勧誘

「あ、れ…?」


ひたすら逃げた先は、昨日の裏庭。


いつの間に…。


なんだか、裏庭が私を誘っているようだった。



…あれ?


相澤、さん?



確か、今日誘ってきたのは、蓮司だけだった。


だから、ここに居ても、おかしくはない。



「ニャーー」



え、猫?





そう思って近づいてみると、相澤さんが白猫を抱いていた。



「かわいい…」


「え?」




っ、しまった!



相澤さんも、私を勧誘してる。


勧誘されたくない。だから、逃げなくちゃ。



「…待って」


そう言って、私の手を掴む。



「っ…!離して!」





「…なぁ、触る、か?」




…っ、え?


触るって、白猫を…?



いや、私を勧誘する罠…?




その可能性が高い。






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