まだ青い彼
思いっきり動揺してしまった。
私が食べきれなかった分は広睦くんが食べてくれた。気持ちいい食べっぷりで、頼もしいなぁなんて見てる自分の視線が成長を見守る親戚のおばちゃんみたいで勝手に微妙な心境になってしまった。いいじゃないの、別に。
フードとセットの二層になった何かわからない炭酸ジュースで動揺した身体を冷やしていた。お腹が落ち着くと、会話が途切れて二人横並びでストローをもてあそんでいた。
「春美さん」
「は、はい! 」
不意を突かれてビクついてしまった。
「春美さんて、結婚したい人でしょ」
「……うん。ごめん」
「いや、まだ何も言ってないし。謝るのやめてくれます? 」
「あ、ごめん……」
七瀬くんは顔をしかめ、それでも私を見据えていた。
「まただよ。ねぇ、俺は結婚考えてるよ。何が問題」
ここは遠まわしに言っても仕方なくて、感情抜きで話さなきゃならない。私もちゃんと視線を合わせた。
「学生の『結婚しよう』がほとんど実らないこと、現実味が無いこと。結婚は一緒に生活するわけだから、やっぱりあなたの結婚はリアルじゃないんだよ。結婚って結果はどうあれ一生の、伴侶を探すわけでしょう」
「結婚への認識が軽いってこと? 問題は俺の認識は軽いことじゃなくて、軽いって思われてるってことだ。前と同じ」
「そうだよ。前に同じことしてるんだから今回は余計慎重にいかないといけないんじゃないの」
「慎重にいってるさ。だから春美さんを選んでるんですよ。結婚についてちゃんと考えてる人を」
「いや、そうじゃないでしょう、あなたは。あなたは今から同年代の相手と出会って、恋をして、じっくり愛を育んで3年くらい付き合ってお互い仕事も慣れた頃に結婚する。そうするのがいいんだよ。何も学生時代から相手が年上だからって結婚なんて考えなくていいの。あなたは何もかもこれからなの」
言いながら思った。私の理想の結婚ってこうってこと。私は叶わなかったけど、この子はまだ間に合う年だ。
私が食べきれなかった分は広睦くんが食べてくれた。気持ちいい食べっぷりで、頼もしいなぁなんて見てる自分の視線が成長を見守る親戚のおばちゃんみたいで勝手に微妙な心境になってしまった。いいじゃないの、別に。
フードとセットの二層になった何かわからない炭酸ジュースで動揺した身体を冷やしていた。お腹が落ち着くと、会話が途切れて二人横並びでストローをもてあそんでいた。
「春美さん」
「は、はい! 」
不意を突かれてビクついてしまった。
「春美さんて、結婚したい人でしょ」
「……うん。ごめん」
「いや、まだ何も言ってないし。謝るのやめてくれます? 」
「あ、ごめん……」
七瀬くんは顔をしかめ、それでも私を見据えていた。
「まただよ。ねぇ、俺は結婚考えてるよ。何が問題」
ここは遠まわしに言っても仕方なくて、感情抜きで話さなきゃならない。私もちゃんと視線を合わせた。
「学生の『結婚しよう』がほとんど実らないこと、現実味が無いこと。結婚は一緒に生活するわけだから、やっぱりあなたの結婚はリアルじゃないんだよ。結婚って結果はどうあれ一生の、伴侶を探すわけでしょう」
「結婚への認識が軽いってこと? 問題は俺の認識は軽いことじゃなくて、軽いって思われてるってことだ。前と同じ」
「そうだよ。前に同じことしてるんだから今回は余計慎重にいかないといけないんじゃないの」
「慎重にいってるさ。だから春美さんを選んでるんですよ。結婚についてちゃんと考えてる人を」
「いや、そうじゃないでしょう、あなたは。あなたは今から同年代の相手と出会って、恋をして、じっくり愛を育んで3年くらい付き合ってお互い仕事も慣れた頃に結婚する。そうするのがいいんだよ。何も学生時代から相手が年上だからって結婚なんて考えなくていいの。あなたは何もかもこれからなの」
言いながら思った。私の理想の結婚ってこうってこと。私は叶わなかったけど、この子はまだ間に合う年だ。