my memory love 〜あの時の約束〜
(ハチside)
泉はタスキを持ってさっさっとこの部屋から出て行ってしまった。
「どういうつもりだよ」
俺は仁が何を考えてんのかわからない。
なんとなく泉に気があんじゃねぇかとは思っていたけど
……キスは反則だろ。
「自分が気持ち伝えられないからって、当たらないでくれる?」
「は?」
「違う?」
「それは……仁に言われる筋合いねぇし」
「じゃあ俺も八谷くんに言われる筋合いはない」
「……まじで、あいつにちょっかい出すのやめろ」
「ちょっかいじゃないけど」
「……っ……」
「俺が泉ちゃんにキスしたから、焦ってんの?」
「……は?転校してきたと思ったら、お前昔よりめちゃくちゃ冷たいし、そしたら泉にキスするとか、色々と意味わかんねーんだよ!!!」
「そっか」
そういうと仁は扉を開けて、すたすたと校庭の方に歩いて行った。
「まじでなんなんだよ、あいつ……」