my memory love 〜あの時の約束〜
きっと私は小さい頃の思い出と一緒に、仁に恋をしていると思っていた。
ドキドキしたり、ちょっと嫌な気持ちになったり。
これが恋なんだってドキドキしながら何回も思った。
でもなぜか、自分の口から仁に向けての『すき』って言葉は出てこなくて。
私の隣は……
あんたじゃなきゃダメだってことにやっと気づいたんだよ。
ベンチから立ち上がり、私たち2人は歩きはじめた。
「……私から離れたりしたら許さないんだからね」
「離れるわけねーだろ、お前こそどっかいくなよ?」
「いくわけないじゃない……好きなんだから」
「……聞こえないなぁ、もう一回言ってみ?」
少し背伸びした私はハチの唇にそっとキスをした。
「……好きって言ってんでしょ、ばーか。」
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