チャラ男も笑えば雑巾に当たる
「あっついわー」
ひらひらスカートを振って風通しをよくするとふわりと心地良い夏風が肌をなでる。
解放感。
とくに下半身の解放感はえげつない。
軽い足取りでそのまま校舎をぐるっと回って正門まで向かう。
途中、見覚えのあるお団子ヘアが視界に入ってあっと駆け寄ると。
「カナミ!まさか待っててくれたの!? 今日は先に帰りなって言ったのに…!」
「ぶ、無事でよかったみのりーん!遅いから心配したんだよう!ぐすん」
ぎゅーっと私に抱きつくカナミ。
ちょっと暑いけどカナミだから許せる。
「う、ごめんね心配かけて」
「だいじょうぶ?何されたか聞いていい案件?」
「あ、うん、それがなんかおかしいのよ……」
帰宅路につきながら犬井駆との意味不明な契約について話した。
昼寝って言ってたけど昼に寝るのが昼寝でしょ?
朝も放課後もっておかしいよね?
相づちを打ちつつ一部始終を聞いたカナミは少し考えたあと、神妙な面持ちで口を開く。