チャラ男も笑えば雑巾に当たる


給食の時間。

今週は当番がないから同じ班の当番の人の分まで配膳するために列へ並ぶ。

今日のメインは美味しそうな牛丼。
いい匂いでお腹が鳴りそう。

まずは当番の分を受け取ろうとしたら、おいおい待て待て、ちょっと様子のおかしい牛丼じゃないか。

明らかに少ない肉!牛肉!
なんだこれ、玉ねぎと汁しか入ってないじゃないの!牛肉も寄越せ!
不正だ不正だ!正義感発動だ!

いつもならスルーして後でしれっとこの男子の牛丼と交換してやるんだろうけど、今の私は正義感を行使すると決めたんだ。

やめてほしいことはハッキリ言わなきゃ。


「ちょっと!おかずはバランス良く公平によそってくれない?これじゃ明らかにタンパク質不足なんだけど」

「いーやーだーねー。グラマー委員長はそれで十分だろ!ぎゃはははははっ」
「そうだそうだ、そこにたんまり筋肉ついてんじゃん!あっそれ脂肪かー!」
「ウケる!ギャハハハハ!」

「っ、あんたたちッ……」

< 37 / 192 >

この作品をシェア

pagetop