チャラ男も笑えば雑巾に当たる

手ぎわいいから暇を持て余してるんだ。

ムカつくけど遊んでる男子に比べればちゃんと実験を進めてくれてるのはありがたいな。

なら私だって真面目にやらなきゃ。

教科書を立てて口元を隠しながらだ液を採取し、ちょうど戻ってきた女子から湯を受け取って。

そうして3人で無事に実験を成功させた私たちは片付けの作業に入る。


「あ…わたし道具返してきますね……」

「うん、ありがとう」
「おねがいねえ」


続々と実験を終えたグループが教卓の前に集まり道具を返却したり手洗い場で洗ったりしている。

ふと好きな人を探すと、蜂技くんは立ち上がってテーブルを拭いていた。

袖から伸びる美白の腕が前後左右に動くたび、男らしい筋肉のスジがしなってかっこいい。ああ素敵!その腕にしがみつきたい……いや包み込まれたい!ぎゅーっと抱きしめてほしいその筋肉で!

…おっといけない授業中授業中。

ぎゅっと目を閉じブンブン頭を振って切り替える。

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