チャラ男も笑えば雑巾に当たる

蜂技くんはジャングルジムの方へ行って上に登り腰かけた。
私もその下で背中をあずけて、わいわい遊んでる楽しそうな二人を眺める。



「……チャラ男っていうの、けっこう傷ついてたよあいつ」

「え?」

「さっきの話」

「っ……!」


ちょ、ちょ、ちょっと待てー!聞こえてたんじゃん!!!!

どこから!? どこから聞こえてたの!!?

蜂技くんを見上げると無表情で口を開く。


「委員長が叫んだあたりから聞こえてた」

「ま、まって、私何回か叫んだ……」

「ないないって連呼してた」

「ああ、そこか、よかった……」


ずきゅううううん!のとこじゃなくてよかった……。

それなら私が蜂技くんのこと好きってことも、犬井駆の好きなやつの話してたことも、無事バレていないようだ。

聞かれたのは犬井駆をけなして蜂技くんをほめたところだけってのがせめてもの救い。

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