チャラ男も笑えば雑巾に当たる

「人は見かけによらない、か……」


犬井駆はああ見えて繊細なんだ。

カナミもしっかりしているように見えて、実はほわわんと天然だったり課題忘れてきたりおっちょこちょいな一面もある。

蜂技くんは……どうなんだろう。
こう見えて本当は腹黒いなんてこと……あるわけないよね。

ちら、と見上げる。


「おれヤクザの息子」











…………ん?


なんかすごい爆弾落ちた気がする。


「や、ヤクザ……?」

「うん、おれの親父ヤクザ」

「…………え、ええーーーッ!?」


見えない見えない!全然見えないよ!
どこがヤクザなの!? どっかに入れ墨あんの!?

ってちがうか!お父さんがヤクザ!蜂技くんがヤクザってわけではない!蜂技くんが凶暴とは限らない!


「たぶん“あの日”それで逃げてったんだと思う」


“あの日”って……。


「お、覚えてたんだ……」

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