チャラ男も笑えば雑巾に当たる

どうしたんだろう。なんか変なこと聞いちゃったかな。


「公園で蜂技くんから聞いたの」

『……悠里、なんか言ってた?』

「うーん、何か言いかけたタイミングでカナミに呼ばれたから聞けなくて。何言いそうだったかわかる?」

『……』


ん?なぜ沈黙?

電波悪いのかなと思って耳から離してスマホの通信設定を確認するけどアンテナはしっかり立っている。


「もしもし?きこえてる?」

『……うん、聞こえるよお。何言いかけたんだろうねえ、さっぱりだなあ』

「そっか。じゃあまた日曜日にでも聞くわ」

『あー、それはあまりおすすめしないなあ』

「え、なんで?」

『……悠里と姉さんは……まあ、いろいろあるから、あんまり介入しないほうがいいよ』

「い、いろいろ……?」

『んー、とにかく今はみのりん悩ませたくないからこの件は触れないでいてほしいなあ』

「……わかった」

< 83 / 192 >

この作品をシェア

pagetop