チャラ男も笑えば雑巾に当たる
『やっほーみのりん』
「こんばんは。……え、まだ聴いてるの?もう遅いから音下げなよ」
『あ、聴こえる?ボリューム下げたつもりなんだけどなあ』
「ばっちり音入ってるよ。近所迷惑なんじゃない?大丈夫なの?」
『窓閉めきってるからそれは大丈夫だけど……今はどう?下げたよ〜』
「まあさっきよりはいい感じ」
『よかったあ。それでさあ、みのりんってけっこー古参でしょ?』
「そっちこそ。yes,ってインディーズ時代のだいぶ初期だよ?」
『そーなんだよねえ!姉さんの影響で聴き始めたから5年前くらいからずっとすきなんだあ』
「す、すごい……私はスマホ買ってもらって初めて聴いた曲がMyCatで、そっからハマったからまだまだファン歴浅いよ、3年くらい」
『えー3年っていってもデビュー直後でしょ?じゅうぶん古株だよお』
「そうかな。あ、そうそう、あんたにお姉さんがいるって今日初めて知ったんだけど仲良いんだね」
『え?あー、うん、まあ仲はふつう、かなあ……』
声のトーンがほんの少し下がる。