魔法がなくても
「おーい!!セラ!肉焼けたぞ来い!」
「ぼくにあーんしてー!ぼくもしてあげる!」
「はぁ、静かに食べましょうよ……あっ、四あまりお肉のせないでください!星羅、四をとめて!」
「ちょ、ちょっとわたしたちのお皿にそんなたくさんは……!」
いつものメンバーが私たちに手招きしていたため、宙くんとともに皆のもとへ。
テーブルに飲み物を置いて鉄板をのぞけば、
「四、お肉だけ焼かないで野菜も……野菜は?」
焼かれているのはすべてお肉で野菜は一つも見当たらなかった。
「野菜?んなもんあっちのやつ担当にしてやったわ。男はだまって肉オンリーだろ?」
「わたしと星羅は女の子なんだけどなぁ……」
「そこは気にすんな。ほら宙も来い!肉食って魔法をどうにかしろ」
ずいっと、山盛りの肉を差し出され、宙くんはとまどいながらもその皿を受け取り食べ始める。
「この調子でさっきから僕たちの皿が見ての通り茶色いんですよ……。僕は野菜もらってきます」
「はい星羅、あーんっ」
「え?」