冷徹生徒会長が私に甘くなるまで
「結衣ちゃん!」


「は、はいっ!?」


「次の定期テストって、来月だよね?」


「うん、再来週の月曜日からだけど……」


「よしっ! 私、次のテストで学年トップクラスの成績を取ってみせる!」


宣言した瞬間、教室内が一瞬しーんと静まり返り、次の瞬間くすくすという失笑が漏れた。

「あの派手な転校生が学年トップ?」
「桜ヶ丘のテスト、甘く見すぎでしょ」


周囲の冷ややかな視線を全身に浴びながら、私は絶対に視線を逸らさなかった。


「言葉で『真面目です』なんて何百回言っても、誰も信じてくれない。だから――結果で見せる! 圧倒的な努力で、みんなの偏見を全部吹っ飛ばしてあげるんだから!」


自分の言葉に嘘はない。 パパが冤罪と戦ったように、私も自分の誇りのために戦う。


生徒会長・月城蒼汰くん。 あなたのその冷たい氷のような偏見、私が満点近いテスト用紙で、完膚なまでに溶かしてみせるから!
私は夕陽に向かって伸びるひまわりのように、胸を張って力強く微笑んだのだった。

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