冷徹生徒会長が私に甘くなるまで
「ねえ、小林さん、あの転校生と話してて大丈夫?」


「見た目が派手な奴って、だいたい勉強も不真面目だし、関わるとロクなことないよ」


「次の定期テスト、足引っ張られたら嫌だなー」


あからさまな陰口。 結衣ちゃんがビクッと肩を揺らし、申し訳なさそうに私を見る。

(……見た目が派手だから、勉強もできない? 不真面目?)

ふつふつと、胸の奥で情熱の炎がメラメラと燃え上がるのを感じた。


私をバカにするのは百歩譲って許せる。だけど、せっかく心を開いてくれた結衣ちゃんにまで嫌な思いをさせるのは絶対に許せない!
それに、昨日出会った生徒会長・月城蒼汰くんの冷たい瞳が脳裏をよぎる。


『君のその装いは、当校の品格にそぐわないと言わざるを得ません』

『生徒会として、学校の規律を乱す存在を容認するわけにはいきません』

人を「見た目」と「偏見」だけで枠にはめて、見下してくる奴ら。

(見てなさいよ……!)

私はガタッと椅子を引いて立ち上がり、両手をキュッと握りしめた。


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