【続編】ふたりの恋のそだてかた。
暗い部屋に煌々と浮かぶ、テーブルに置かれたスマホの光。
友達から“違うよね?”と送られてきた写真には、ホテル街を親密そうに歩く大翔と満。
啜り泣く美咲の声と、暗闇に迫る侑征の影。
いつか目の当たりにした演技と同じ。
自制と衝動が混じる、慎重すぎるほど慎重な歩調。
「……」
ごくり。直前に炭酸飲料を口に含んだ晴が、思わず意図しないタイミングでそれを飲み込む。
画面の外のリビングに、家族で見るには気まずい緊張が漂った。
『“美咲さんを泣かせたのは――誰ですか?”』
努めて冷静でいようとしてるのに、感情が漏れ出た声色。
涙で濡れた美咲の顎を取る指先と執着と恋情が混じる熱っぽい視線が、息を呑むほど色っぽい。
ドクドクと、心臓が勝手に音を立てる。
頬が熱くなった気がして、咄嗟にそこを手で覆った。
侑征の顔が美咲へと落ちていって、キスするかのように見える構図で容赦なく次回予告へ切り替わる。
「うわ。どうなるの」と、いつのまにか晴の向かいに座って視聴していたお母さんの呟きが遠くに聞こえた。
友達から“違うよね?”と送られてきた写真には、ホテル街を親密そうに歩く大翔と満。
啜り泣く美咲の声と、暗闇に迫る侑征の影。
いつか目の当たりにした演技と同じ。
自制と衝動が混じる、慎重すぎるほど慎重な歩調。
「……」
ごくり。直前に炭酸飲料を口に含んだ晴が、思わず意図しないタイミングでそれを飲み込む。
画面の外のリビングに、家族で見るには気まずい緊張が漂った。
『“美咲さんを泣かせたのは――誰ですか?”』
努めて冷静でいようとしてるのに、感情が漏れ出た声色。
涙で濡れた美咲の顎を取る指先と執着と恋情が混じる熱っぽい視線が、息を呑むほど色っぽい。
ドクドクと、心臓が勝手に音を立てる。
頬が熱くなった気がして、咄嗟にそこを手で覆った。
侑征の顔が美咲へと落ちていって、キスするかのように見える構図で容赦なく次回予告へ切り替わる。
「うわ。どうなるの」と、いつのまにか晴の向かいに座って視聴していたお母さんの呟きが遠くに聞こえた。