【続編】ふたりの恋のそだてかた。
「すごいねぇ。あの子、瑠奈と同い年とかそのくらいだったよね?すごく大人っぽい子じゃない」
「そういう役やらされてんだから、そりゃそう見えるだろ。すごくもなんともない、あんな奴」
お母さんと晴の言い合いが、耳に入らない。
ずっと恥ずかしさとときめきに、胸も頭も支配されてる。
(爽真の恋愛演技、実際目の当たりにしたら少しは複雑な気持ちになるかと思ったけど――
全然そんなことなかった)
だってあの視線の先にいるのは、どう見たって私。
あのシーンを一緒に再現したから、余計にそう思うだけかもしれないけど。
画面越しでも疑いようもなく伝わってくる感情に、翻弄されてしまった。