【続編】ふたりの恋のそだてかた。

「だめ!離さないで!」


子どもみたいな言い方に、爽真の表情が止まる。
緩んだ腕の力が、戸惑いながら戻ってきた。


「……どうしたらいいかわからなかったから、だから爽真に会って、一回回復したかったの」


言葉が続くごとに弱くなって、爽真の腕に顔を埋める。


「……」


ぐずぐずしてる私を爽真がしばらく見下ろして、「瑠奈」と優しく呼びかけてきた。


「ん」


短い言葉と共にゆるりと解かれた腕に焦って振り返る。

そしたら爽真が控えめに腕を広げて、ちょっと照れたみたいな顔をしてた。


「……」

きていいよってこと?


しばらく呆気に取られた後、そう解釈して向かい合うように膝に乗る。

ぎゅっと首元に抱きついてそこに収まると、爽真がふわりと腕を閉じた。
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