【続編】ふたりの恋のそだてかた。
――……
「なるほど。つまり陸が、オープンキャンパスでちょっと大人っぽい見た目のお姉さんにデレデレしていた、と」
ミルクティーを啜りながら、“らしいな”と内心思ってしまった言葉を引っ込める。
ひよりは純粋にショックを受けていて、両手でタンブラーを握って落ち込んでいる。
「そうなんです……っ私とは真逆のタイプの女性で……!
それに陸くん、最近妙にガツガツしてくるし、欲求不満なんじゃないかと……」
ひよりが真剣に悩んでるというのに、“欲求不満”という単語がすごい勢いで胸に刺さる。
あれ?もしかして最近の私ってそう見えてる?
と、急に心配になってきた。
「……あー、まぁ。陸って元々瞬間的な誘惑に弱いっていうか。でも、それでも心変わりとか浮気的なことはなかったんでしょ?それが答えなんじゃない、かなー……?」
宙を見ながら、曖昧な答えになってしまう。
恋愛経験値が無さすぎて。
私の知る陸、なんて弱い情報からしかアドバイスができない。