【続編】ふたりの恋のそだてかた。

19:00。

爽真の家のダイニングテーブル向かい合って、爽真が作ったご飯を食べている。

今日のメニューはハンバーグ。
昨日何食べたいってメッセージで聞かれたから答えたら、そうなった。


(なのに食べてる心地しない。勿体なさすぎる……!)


ソファ横に置いた私のバッグには、映画の企画書。
話をするつもりで来た。来てすぐ言うつもりだった。

けど、なんやかんやと引っ張って、夕食後まで持ち越してしまった。

「……ごちそうさまっ」
「ん、」

先に食べ終わっていた爽真の食器を一緒に集めて、シンクまで持っていく。

大学でのこととか日中のことを一通り喋り倒したから、変に思われてはいないと思うけど……
とりあえず、皿洗いの間に腹を括らねば!

水にさらした食器を、一枚一枚いつもより念入りに洗っていく。
一通り洗い終えて泡を落とすために、水道のバーに手をかけた時、隣で拭き上げ待機してた爽真が急に話しかけてきた。

「そういえば御手洗さんの話、なんだった?」
「えっ!?」


ガン!ジャー!!


一気にバーを上げてしまって、勢いよく水が重ねた皿の上に落ちる。

「うわっ冷たっ」

角度を変えて跳ね上がった水が顔と服に直撃して、水浸しになった。

「何してんの……?」

呆れ顔の爽真が困惑しながら、顔を手で擦る私を見ている。
その手を退かして皿を拭くために持っていたはずのハンドタオルで、そっと私の顔を拭いた。
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