世界で一番わがままな君とガラスの心臓
誰に対しても優しく微笑み、可哀想な病人として扱われる日常。


明日はその「作られたお姫様」の仮面を被りながら、内側でマグマのような怒りと悔しさを燃やし続けている。


心臓が弱く、みんなと同じように走ることも、学校に通うこともできない自分。

運命に縛られた彼女の本当の叫びを聞けるのは、私しかいないのだ。


玄関を抜け、潮風が心地よく吹き抜ける広い和室へ向かいながら、私は手に持ったビニール袋をキュッと握り直した。



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